はちタマ子さん 5

次の日から、タマ子さんは、体操したり、苦手なほうれん草、白菜、キャベツなどのお野菜もすすんで食べました。

そのあまりにも変わったタマ子さんに小林さんはびっくり!!

 「タマ子、どうしたの?なんかあったの?」

と聞いてみましたが、タマ子さんは何にも答えません。

そっと影から小林さんは、タマ子さんを見守りました。


そのうちに小林さんは、タマ子さんが、卵を産むために努力をしているんだということに気がつきました。

 「タマ子!やっとその気になってくれたんだ・・・」

小林さんは、今までの苦労が報われたような気持ちになり、嬉し涙をそっとぬぐいました。

しかし・・・タマ子さん・・・

 「いい卵を産まなくては」

というプレッシャーで、思うように卵を産むことが出来なくなりました。


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