はちタマ子さん 2
「タマ子ぉ、ご飯の時間だよぉ~」と、声をかけても知らん顔。
タマ子さんと仲良くなるには、どうしたらいいのか、
美味しくご飯を食べて、毎日、元気に過ごすには、どうしたらいいのか、
小林さんは、毎日毎日、悩みました。
暑い日には、鶏舎に直接、日が当たらないようにと、日陰を作ったり、
扇風機で涼しい風を送ったり・・・・風が強い日は、衝立をたてたり、
寒い日は暖房で鶏舎を暖めたり・・・
今できる事、タマ子さんのために、小林さんは、なんでもやりました。
タマ子さんが好きな餌は何だろう・・
小林さんは毎日考え、様々な工夫をしました。
おからや、米ぬかを食べると病気に強い体になるとのことで、ひなの時は、たくさんタマ子さんに食べさせました。
小豆の殻がビタミンが豊富で丈夫な体になると聞けば、真っ先にタマ子さんに食べさせようとえさに配合しました。
そんな、小林さんの一生懸命さを肌で感じ、タマ子さんは、小林さんのことがだんだん好きになって行きました。
タマ子さんが、元気に、育っていく姿、美味しく食べて、健康であること、
小林さんは嬉しく見守っていました。
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